すばるの退所が決まってからは

過去の雑誌を読み返すことも

したくなかった



その時語っていたことに

嘘はないと思っても。

先々変わるかもしれないんだから

テキストを読んで

あれこれ思いめぐらせても

どんでん返しにあうのなら

考えるだけ無駄に思えて。



読みたいとも、

読み返したいとも思わず

文字を追う気持ちが失せていた






それでも

デビュー10周年記念の、

いわばその頃の”フトコロノカタナ”で

ヤスは

とーっても良い表情を魅せて

自分を語ってるんだよなぁ




”自分らしく、

フラットでいられるどこか”で

”今の自分”とゆったりと向き合う、

がテーマ


すっごい、いい笑顔♡




語る言葉は変わっていっても

映ってる顔は変わらず。

その頃のまんま残っていく…





ポージングしてるとは思えない、

自然にそこにいる感じ




自分をカッコよく見せる、

というより

自分をカメラマンの作品の一部分にする、

そうすることで

ヤスをもっとカッコよく収めてもらえる、

そう思える1枚




ヤスはずっと前から

”自分も作品の一部でありたい”と。

”自分の全身で作品に参加したい”と。


だからこれにも

きっと撮られる側として

テーマを持って

撮ってもらってるんだろうな、

てのを感じる






インタビュアーの宮浦さんの、

言葉の投げかけに

素直に答えてるヤスの言葉は

今、読んでも

そのとおりだなぁ、

変わってないなぁ、

って思うことがほとんど。


これがもしかしたら

いつか根底からひっくり返るのかも…

そう考えると

何とも言えない気持ちになる


写真だけあればいい、、、

そう考えるのが

一番傷つかなくてすむのかなぁ







ヤスはクリエイティブな人!

っていうのが分かる1枚


ビーチで

「あ!ちょっと待ってな」と

何やらサンゴを集め始めた安田。

そして完成したのが写真右上の

”with”。

小文字のカーブにもこだわった傑作!



自分が収まったフレームを

瞬時に想像してイメージし、

それを具体的に表現する力が

ヤスには備わっているのが

よく分かる