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俺節 第二部【書き起こし⑬】 [俺節]


俺節 第二部 書き起こし⑬



コージが『俺節』を歌った翌日、

みれん横丁では

新聞にコージの名前が載ってないか、

何部も新聞を拾ってきては

住人達が確かめていた。

が、前座の歌が

取り上げられているはずもなかった。

コージの歌が話題になっていないのは

「おかしい」

「載ってもよくないか?」

みれん横丁では大騒ぎだ。

それはコージが

横丁の住人である証でもあった。



だからいいんだちゅーの、

お前

だども



コージとオキナワが話しながら

帰ってきた。

手には新聞。。。

載っていないか、

二人も見ていたのだが

住人総出の歓迎に

オキナワが

”新聞のことは気にするな”とばかりに

目で合図すると

コージも頷き、

『みれん横丁のテーマ』が

流れる空に向け

新聞を高く放り投げた

ーーーーーーーーーー(終)






明るい表情の、

未来への希望が感じられる

終わり方だった。

”今回の舞台は

前向きな気持ちで帰れる”

そう思ったよ(笑)



初日から大千穐楽までの間に

何度か観劇する機会があり

設定の変化を感じた。

小道具というかテレサの靴も変わり、

アドリブ含め

『俺節』を一つの芝居として

完成を目指す舞台を

見ることができた。



私が観劇しない日でも

友人が入っていれば

様子を聴くことができたのも

脳内再生するには

大いにありがたいことだった


「マイクトラブルで生声だった」

という噂の流れた日も

「ちゃんとマイクは使っていた、

場所によって聞こえ方が違ったの」と

当日入っていた友人の言葉を信じた。


「肩に湿布薬貼ってたって」

と言われた日は

私が1階前方で見ていた日。

「マイクコードを

がっちり貼り付けていた」のを

前列ながら双眼鏡で見ていたので(爆)

肩湿布説を一蹴した



そんなふうに

自分の目で見たことを脳内に

”名前を付けて保存”




カテコで

『みれん横丁のテーマ』を

歌ったこと、

大千穐楽のことも

大事に胸に収めて

これからも

少しずつ少しずつ

味わっていこうと思います

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