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ありがとう [仕事]

 

3月も終わろうとしています。

今朝は肌寒かったよ

それでも

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鯉のぼりをあげました、

季節外れで寒くて 

ちょっと鯉もびっくりしてるけどね(笑)

 

 

3年前、生まれて間もない男の子が入ってきました。

両親ともに聾者のため、

早くから音や会話のある世界を経験したほうが良い、

そう指導されての入園でした。

 

ほどなく職員の間で

「この子も聞こえてない気がする」となって

専門家の方に来ていただき

様子観察の結果、

男児も聞こえていないことが判明

 

それから補聴器をつける練習が始まりました。

小さい耳に補聴器をつけるのは

本人がとても嫌がったのだけど

少しずつ慣らしていって

今では付けているのが当たり前になりました

 

それでも会話を聞きとることは不可能、

音がしていることがかすかに解る程度らしい

 

 

本人は耳が聞こえていないことが当たり前、

言葉はご両親との手話を中心に覚え、

それが自分の言葉なので

職員にも手話でどんどん話しかけてきました

 

明るく元気でニコニコ、

たくさんたくさん手話でおしゃべりして

笑って 泣いて。

職員の、手話の先生でもありました

 

 

その彼が4月からは

聾学校付属幼稚園に通うことになりました。

聴力を望めない分、

専門的な教育を受けたほうがよい、との

専門家の判断に従うことになったのです

 

職員一同、とても寂しいけれど

送り出すしかありません

 

お別れに何が出来るか……

 

 

彼は鯉のぼりがたなびくのを見るのが

とても好きでした。

鯉のぼりの時期じゃなくても

毎日毎日鯉のぼりの話をしました

 

空に向かってひらひらしていること。

最後はいつも

「今日はいないね」

でした

 

 

そうだ、鯉のぼりだ!

 

お別れの今朝、倉庫から出して

鯉のぼりをあげました

 

大喜びです

 

他の子たちも

彼が鯉のぼり好きなのを知っているので

「Sくん、鯉やで!」

「Sくん、喜んどる!」

大騒ぎで鯉の周りを飛び跳ね…

引っ張り過ぎて一匹落っこちた(爆)

 

 

 

お母様から

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ゆびもじクッキーをいただきました

 

私のつたない手話で思い出を語り合い

お互い涙、涙です

 

 

一緒に過ごした時間を思い出に

お互い4月からも

一生懸命生きていこうね

 

 

暗くなるまで 鯉のぼり、

見ていってね


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