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夜行観覧車 最終回 [∞TVで演技]

『夜行観覧車』 終わっちゃったね。

お互いを想いあう家族の気持ちを分かり合うことの大切さについて

考えさせられるドラマでした。

そんなドラマにヤスが出られたのは嬉しかったし、

それは今までのヤスの頑張りが認められたってことやからホントよかった。

『ドラゴン青年団』のヨシオと同じ人が演じてるとは思えないし、

ライブで、ばりばりギター弾いたり、男安田で煽ってくる人とは思えなかった。

最終回では、心のなかが語られて、話が一気に動いたね。

「父さんを殺したのは、たぶん母さん」

「でもそうなったのは僕のせいなんだ」「僕が悪いんだ」

「だから、母さんのことを許して」と頭を下げる慎司。

この場面で、私の涙腺は、一気に崩壊してしまいました。

父を想い、母を想い、兄姉を想い、何も悪いことしてないのに

自分を責めてしまうなんて、悲しすぎる。

それぞれの気持ちがうまく伝わらなくて起きた事件なのに、

自分を責めてしまうなんて、悲しいわ。

それに対して顔も上げずに

「許す…… どうやって許せばいいんだよ」って席を立つ良幸。

このときの足音!! 足音、聞いて!!

速さといい、音といい、苛立ってるというか、どこに気持ちをぶつけたらいいのか、

そんな感じが出てる良幸の足音、姿はないけど足音に注目!!です。

そして事件当日の父母の会話。

こんな会話、似たようなことの心当たり、ありませんか?

父「慎司に勉強勉強って言い過ぎるな。あいつにはあいつの取り得があるんだ」

母「慎司はパパと同じ大学にいきたいって言ってるのに、落ちたら…」

父「慎司はそうは言ってない。そう言ってるのは淳子だ」

そうそう、父は冷静だね、よくわかってる。そうだよ、言ってるのは母だけ。

自分の想いが、子ども自らの想いと違っていることに気付けない母、

気付きたくない母ですよ。

父「親が医者だからって、子どもも医者になる必要はない。」

母「良幸が大学に受かった時は、あんなに喜んでたじゃない」

兄弟を、いや他人とでも、比べることは無意味でしょ。

べつの人物なんだから、同じなわけないよ。

私、比べることは無意味だと思う派です。

「誰々がナニナニだから、自分もそうする」って嫌いな言葉なの。

「誰々がナニナニだから、自分はこう考えて同じようにする」

それなら納得出来るんだけどね。

子どもにも考えはあるんだから、比べて自分の考えを被せなくていいのに。

父「良幸は、自分で自分の道を選んだんだ。あいつは医者に向いている」

母「慎司だってこれから、いくらでも頑張れる」

父「頑張らせなくていいんだよ」「慎司はもういいってことさ」

慎司の気持ちが心底から勉強のほうを向いてないのに父は気付いてたんやね。

気持ちで向き合えないものに力は出ないって、落ち着けば解りそうなものやけど、

”慎司も医者に”って一つの考えの渦に巻き込まれてる淳子は、

どうしたってわが子を医者にしたかったんやろうね。

母「慎司は、もう必要ないってこと?」

父「そうじゃない」

母「大切に育ててきたのよ。

私が今までやってきたことは何の意味もなかったっていうことなの?」

盲目な母は、かなり飛躍して考えたね。

子育てに意味がいるんだろうか? 意味なんて、どーでもいいような。。。

意味がわかんなくても、”無条件に大事”という気持ちだけで十分やと思うけどな。

父「そうじゃない。淳子がいるから家族みんな幸せにやっていけるんだよ」

この父の言葉、すっごくいいよね。

私が妻だったら、夫にこんな言葉をかけてもらったら、もうそれだけで十分。

なんなら惚れ直すくらいやわ。

家族にめっちゃ必要とされてることを、夫は解ってくれてるんやもん。

しかもそれを言葉で言ってくれたんやから、すっごく嬉しく思っていいよね。

なのに、淳子さんは。。。また、比べてる。。。

母「あの人と一緒だった時も幸せだった?」「どんなふうに幸せだった?」

父「もうこの世にいない相手と張り合ったってしょうがない。

僕も淳子もこれから先を生きていくんだ。死んだ人間には勝てないよ。

勝とうと思わなくていいんだよ」

ちゃんと説明してくれてる夫の言葉を、素直に聞けなくなってるのが重なるって怖いね。

自分の考え方でしか受け止めれないから、どんどん変な方向に追い込まれてく悲しさ。

母「勝てない。。。」「どうして慎司じゃだめなの?」

「どうして私の子どもじゃだめなの?」

このときは、自分の理想のなかの慎司のことしか考えられなかったんでしょうね。

そして凶行に走ってしまう。

倒れた夫が「淳子、そばにいてくれ」「離れないでくれ」

って息も絶え絶えに手を伸ばすとこは、

いい夫婦だったんだなぁって思わせてくれるシーンでした。

苦しい時に頼ってくれたんだから、夫にとって大事な存在やったってことでしょ。

なのに夫の言葉が信じられなくて、ひょんなことで殺害してしまう妻。

ちょっとした行き違いから事件が起きてしまう。

まさに、どこの家庭でも起こりうることだと思った。

それで、遠藤家も高橋家も最後は、前を向いて生きていくようになってよかった。

愛情いっぱいに育てたから、子どもは生きることに絶望してないんだよ、たぶん。

愛情という土台があれば、前向きになれるんじゃないかな。

すーっと心に入ってくるドラムで、最後まで楽しませてもらいました。

あー、よかったわー

そしてここだけの話、私、ずーっと思ってたことがあるの。

最後だからここでつぶやくね

”比奈子ちゃんて、岩戸屋の看板にそっくりやん”


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